「ノートパソコン」というとどこでも手軽に持ち運びができる非常に便利なモノですよね。
最近はビジネスでの活用のみならず、一般家庭用での動画視聴やゲームやブログ作成など様々なシーンで使われています。昨今のテレワークでパソコンが必要になったという方もいるかと思います。
パソコンは高い買い物なので、失敗したくないですよね!
いざ買おうとしても、「よくわからない用語で種類もたくさんあり、どれを選べばいいか分からない・・・」という方も多いはず。知識がないとスペックや機能を判断するのは困難ですよね。
ここでは初心者でもノートパソコン選びでオススメの買い方と見るべきポイントを紹介します。
パソコン使用用途を明確にしよう

まずパソコンの使用用途を明確にしておくことが非常に大切です。
「パソコンでゲームがしたい!動画編集がしたい!」という方は高スペックなパソコンが必要になります。
「記事作成やサイト検索のみ」の利用目的だけであれば、ぶっちゃけ1万円代でPCを買うことができます。
しかし動作が重くなったりすることが多く作業に支障をきたす場合や、今後もう少し「色々パソコンでしてみたいな」と思っても拡張性がなく快適に使えないという事態が起こることがあります。
ここでは「ゲームや動画編集などの高スペックな利用をしない方」に対して最低限搭載するべきスペックについても紹介します。
店頭ではなくネットでPCを買おう
パソコンは基本、家電量販店ではなくネット通販で購入しましょう。

ネット通販が圧倒的に安く買うことができます
家電量販店で「現物をチェックして販売員の説明を聞いた上で納得して買いたい」と強い意志があれば別ですが、家電量販店を仲介しているため基本的に高くつきます。
どうしても現物を見た上で購入したいのであれば、店頭で見ておいてネット通販で買いましょう。
そこは展示用と割り切ってありがたく使わせてもらい、周辺機器のマウスなど買うなど割りきりましょう。
初心者はノートパソコン一択

パソコンの種類はノートパソコンとデスクトップパソコンとBTO(カスタマイズ)パソコンがありますが、初心者は「ノートパソコン」を選べば良いでしょう。

迷ったら持ち運びもできるノートパソコンを買うのをオススメします。
ノートパソコンがオススメな理由
- 持ち運びができる
- キーボードとディスプレイが一体
- 家の中の移動や収納が簡単
デスクトップパソコンはキーボードとディスプレイが独立していて拡張性が高いのが特徴です。カスタマイズ性も充実していますが、正直なところあまりデスクトップのメリットが感じられません。電気代も一般的にデスクトップが割高です。
初心者には基本的には種類が豊富で分かりやすいノートパソコンを選ぶのがオススメです。
必要スペックについて
最低限必要なスペックは以下の通りです。
OS | Windows かMac |
---|---|
CPU | Intel Core i3以上 |
メモリ | 4GB以上 |
ストレージ | SSD 128GB以上 |
ディスプレイサイズ | 13インチ以上 |
使用用途にもよりますが、ゲームや配信、動画編集など、スペックを必要とする作業をしない場合は、上記のスペックを備えていれば十分です。
安さにひかれて最低限このスペックに満たさないパソコンを選んでしまった場合、買ってから後悔する可能性があります。メーカーにもよりますが5万円程度で最低限のパソコンを購入することができます。
OS
OS(オペレーティングシステム)とはパソコンを動かすためのシステムです。
Microsoft社の「Windows」Apple社の「Mac」の2つが主流です。
「Macがいい!」というこだわりがなければ「Windows」を選べば間違いないでしょう。
Windowsの特徴 | Macの特徴 |
---|---|
office系製品のパフォーマンスに優れる | デザイン性に優れる |
外部端子が豊富 | 外部端子が少なくiPhoneの連携ができる |
機能のわりに値段が安い | 機能のわりに値段が高い |

特に理由がない限り、Windows 10(64bit)を選べば良いでしょう。無料でOSアップデートが提供されていますよ
CPU

CPUはCentral Processing Unitの略です。CPUはパソコンの頭脳となる部分で、その性能が高いほど処理するスピードは早くなります。
CPUのメーカーは大きくわけて「Intel」と「AMD」の2社がありますが、現時点はIntel製の流通が多いためIntelのラインナップで紹介します。
IntelのCPUは主にCeleron、Pentium、Core i3、Core i5、Core i7、Core i9があります。
CPUは性能が高くなると価格も高額になります。Celetonは性能が低グレードで値段が安く、Core i9が性能が非常に高い分、値段も非常に高くなります。
IntelのCPUシリーズの特徴を表にまとめます。
CPU | 特徴 |
---|---|
Celeton |
低価格なパソコンやモバイル端末に使用。価格が安いが性能が高くなく、ネットの閲覧やメールを目的とした利用者向け |
Pentium | 性能も価格もCeletonとCoreシリーズの中間に位置。家庭での使用やビジネス利用での簡単な事務作業やネット閲覧を目的とした利用者向け |
Core i3 | Coreシリーズの中で最も低価格でコストパフォーマンスが非常に高いグレード。ビジネスでの一般的な利用や動画視聴を目的とした利用者向け |
Core i5 | Intelの主力としたCPUででCoreシリーズの中位グレード。マルチタスクに対応し、高度ではない動画編集や画像処理など、作業内容に応じたパフォーマンスと優れた応答性を発揮する。ビジネスや軽めの動画編集などを目的とした利用者向け |
Core i7 | Coreシリーズの上位グレード。高速処理が必要になる作業になるオンラインゲームや高度な動画編集作業もできる。ゲームや重い作業を目的とした利用者向け |
Core i9 | Coreシリーズの最上位グレード。価格も非常に高い。大抵の作業はCore i7で十分ですが、あえていうなら「高解像度の動画編集や高解像度でゲーム配信」を目的とした利用者向け |
利用シーンに合った搭載CPUを選ぶようにしましょう。

CPUは後から容易に変更できないです。最低でもCore i3以上を選ぶことをオススメします。
メモリ

メモリーとは、データを記憶する部品のことです。英語でmemoryとは記憶を意味します。
メモリとはRAMというもので一時的にデータを記憶する部品になります。
例えていうなら机の作業スペースのようなものです。机のスペースが広ければ机いっぱい使って複数の作業をすることができますよね。
メインメモリはパソコンを使っているときや何かのプログラムを開くときに、作業スペースのように利用されます。
メモリ容量が少ないと同時作業に大きく影響を及ぼします。
大抵は4GB、8GB、16GBで迷われる思いますのでその特徴を表にしました。
メモリ容量 | 特徴 |
---|---|
4GB | ネット閲覧と動画視聴、メールが中心でブラウザ以外のソフトはほとんど起動しない |
8GB | ブラウザでも複数のタブを同時に開く(目安10個程度)、動画やウイルスソフトなど同時にタブを開く |
16GB | 高画質でのゲーム、3DゲームやVRをする場合。Adobe Premiere Proでの映像編集、仮想デスクトップ |
軽い作業のみならば4GB、ある程度マルチタスクを要すると8GB、ゲームや動画編集は16GBと覚えておくと良いでしょう。
またメモリは空きのスロットがあれば後から購入したメモリを挿すことで簡単にメモリの増設ができるので購入検討時には見ておくと良いです。
ストレージ
ストレージ容量は、長期的なデータを保存する場所になります。
よくGBと表記されているためメモリと混同されやすいですが、ストレージは保存容量にあたりで不揮発性(電源を切ってもリセットされない)になります。例えるならばメモリは「机の作業台の広さ」でストレージは「書類の収納の大きさ」になります。
eMMC/HDD/SSDの種類がありそれぞれの特徴になります。
ストレージタイプ | 特徴 |
---|---|
HDD | 磁性の回転円盤上を針のようなデータ読み取り装置が移動、円盤状の磁気を書き換えることでデータを保存する。安価で大容量 |
SSD | 電源遮断してもリセットされないメモリを利用したもの。高速で耐衝撃性があり、消費電力も抑えられている |
eMMC | 取り外しの出来ないメモリーカード。SSDと同じでメモリを利用する。パソコンの中ではマイナーな部類 |
近年は特にノートパソコンでSSDを搭載する機種が多くなってきています。
SSDは耐衝撃性があり省電力なため持ち運ぶタイプのノートパソコンと相性が良いためです。
SSDは容量が比較的少ないのがネックですが、今では外付けHDDがかなり価格崩壊していますので特に考慮する必要はないでしょう。

ストレージはノートパソコンと相性が良いSSDを選びましょう。
容量は外付けHDDを安く買えますので気にする必要はありません。
128GBあれば十分です。
ディスプレイサイズ

ディスプレイサイズは持ち運びのしやすさと作業性の両立性が大事です。一般的なノートパソコンでスト10~17インチとサイズが幅広いです。
それぞれのサイズと使用感の特徴はこちらになります。
サイズ別の特徴
- 11インチ前後:持ち運びに良いが、作業性が悪い
- 13インチ前後:持ち運び・作業性が両立
- 15インチ以上:大きく作業性が良いが、持ち運びにくい
11インチ前後のノートパソコンは持ち運びが手軽にでき簡単なメールや事務作業程度であれば良いかもしれないですが、作業性が著しく低下するためオススメできません。
13インチは持ち運びをする方におすすめです。カフェなどで作業を考えている場合でも13インチ程度ですとスペースもそこまで取りません。
15インチ以上を生産性を確保したいとお考えであれば選ぶべきであると思います。サイズが大きくなるのと同時にキーボードのサイズも大きくなるため、作業性がとても向上します。ただし外出先の作業にはあまり向かないです。

持ち運びする機会が多い、カフェなどでも利用を検討している方は13インチ。作業性重視であれば15インチ以上がおすすめです。
まとめ

- 初心者には持ち運びができキーボードやディスプレイが一体であるノートパソコンを選びましょう。
- 家電量販店などの店頭で買うのではなく、価格の安いネット通販で購入するのがオススメ
最低限必要であるスペック
OS | Windows かMac |
---|---|
CPU | Intel Core i3以上 |
メモリ | 4GB以上 |
ストレージ | SSD 128GB以上 |
ディスプレイサイズ | 13インチ以上 |
最低限のスペックになりますが使用用途を考慮してスペックアップすると良いでしょう。
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